ようこそ、葵塾へ

青森市佃の個別指導学習塾・葵塾のホームページです。

葵塾での学び ❁実例紹介


❁ 指導のマニュアルなんか、存在しない ❁

 同じ学年でも、同じ志望校でも、勉強する目的も動機も、持っている能力や環境、性格だって、生徒さん、ひとりひとりで異なります。
 「学校の課題や予習復習だけで手いっぱいなのに、塾の課題なんてこなせない。」と塾を敬遠される方もいらっしゃるでしょう。でも、そうではないのです。理解のないまま、学校の課題をやったり解答を丸写しにしたりして体裁だけ整えるのは、自己を高めるための勉強ではなくただの作業。しかし、塾で苦手ポイントを探り出し解説をしたうえで、学校の課題に取り組みながら苦手を克服すれば、学校の課題を単純作業から勉強に変えることができます。
 だから、指導内容はもちろん、扱う教材や問題も違えば、宿題も、その内容だけでなく、そもそも出すのか出さないのかさえ、生徒さんによって違うです。
 つまり、最適な指導法は100人いれば100通りあるということ。その全てをマニュアル化なんてできません。
 葵塾では生徒それぞれに最適な方法で学習を進めていけるようにするため、学習内容は生徒さん本人や保護者さんとの面談の中で、臨機応変に決めていきます。
 このページでは、これまで当塾が行ってきた様々なケースをご紹介します。
❁ 実例紹介:葵塾の指導あれこれ ❁

① 中1~中2:部活動重視型(事例複数)
 通塾は週1回で、ほかの日は部活中心の生活。苦手な数学を中心に、学校の授業の分からないところが分かるように、また、基本から標準レベルの問題を解けるようにすることで、平均点以上を取れるようにするのが目標。余裕のあるときだけ、英語など他科目の宿題を出し、苦手を発見しては、ひとつひとつ無くしていくことを繰り返します。これがきちんとできていれば、一般入試で高校入試を考える場合も、基礎ができているので慌てずに勉強に取り組むことができます。

② 中3:勉強に嫌気がさしたので、楽しく学びたい (事例複数)
 もとから勉強することは割と好きな生徒。トップ高合格を考え集合指導塾へ入ったけれど、よく理解できないまま覚えさせられ、ひたすら問題を解かされる勉強に嫌気がさしたということで当塾へ。高校受験のことはひとまずおいて、知的好奇心を刺激することで、勉強自体を楽しいものに。個別の解法テクニックやパターンを覚えるよりも、読解力、思考力、洞察力などの基礎能力を高めることで、大学入試で活かせるように指導します。

③ 中2~3:集合塾に通っていたが、特定の科目だけついていけない(事例多数)
 集合塾での授業は、当然ながらいっせいに進むため、生徒ひとりひとりの性格や能力に関係なく総合得点順などを基準にクラス分けされることが多いのですが、誰にだって得手不得手があるはず。得意な科目はいいけれど、苦手な科目は後れを取ってしまい、強い劣等感を持ってしまった生徒さんが、当塾へいらっしゃることがあります。そのような生徒さんには、苦手科目に時間をかけます。苦手の原因となるものを探し出し、場合によっては小学校内容に戻って正しく理解することを原則としています。例えば、理科の苦手の原因が小学5年で学ぶ割合の単元であることや、英語の苦手の原因が小学3年で学ぶ主語・述語・修飾語の関係の理解が十分でないことにあるのは、よくあることです。高校に合格するために、理科社会を中心に暗記で詰め込み、点数だけを取ればいいという考えによらず、その先にある大学入試や、社会人となったときに使える「本質の理解」を重視しています。

④ 中学生・高校生:勉強は嫌いではないが、体調不良で学校の授業を受けられないことが多い(事例複数)
 学校からはプリントが渡されるだけで、学校からの勉強サポートは明らかに不足。そのような生徒さんには、スタディサプリ併用で授業を行います。スタディサプリのペース管理などを行うことで、無理なく勉強が続けられるようにサポートします。ご自宅では、スタディサプリ動画を見ての学習および理解、自力でできるところは問題集などで知識の定着を図っていただきます。塾での授業は、自宅での学習の中で生まれた疑問点や、理解しきれなかった部分の解説を行い、より深い理解への到達を目指します。

⑤ 中学生:とにかく勉強が嫌い(事例多数)
 勉強に対するアレルギーともいえる拒絶反応を示す生徒さん。全体的な成績を伸ばすよりも、アレルギーを取り去ることを最優先に。塾で楽しい時間を過ごしてもらいながら、真っ先に伸びそうな科目を探していきます。科目でも伸びると、それが得意科目となり自信へと繋がります。すると、より嫌いな科目の勉強も「やってみてもいいかな」という気持ちになり、勉強へのアレルギーが無くなると同時に、全体的な成績の向上へと繋がります。

⑥ 小学~中学前半:文章が読めない(事例多数)
 大量の文字を見ただけで顔をしかめてしまうほど文字が嫌いな生徒さん。文章を読むことに慣れていないため、内容の理解はおろか、ストーリーを追うことも難しい。初めのうちは、短めで、楽しい内容の物語文から始め、読むことへの嫌悪感を軽減していきます。その答えを書いた理由を話してもらい、対話を繰り返し、考察を深めていくという一連の流れに慣れたころ、徐々に文章量を増やし、難易度を上げていきます。理解しながら読むことができるようになることで、算数・数学や理科など、なんとなくの感覚で解答することが少なくなり、自信をもって思考することができるようになった。

⑦ 小学~中学前半:集中力が続かない(事例多数)
 気が散りやすく飽きやすいけれど、短時間の集中力はある生徒さん。こまめに休憩を挟む、別の科目をやるなどして、好奇心を刺激し飽きないように心がけます。一見すると遊びのようにも見える、思考力を要する学習も要所要所で取り入れることで、集中力が切れることなく学習できるだけでなく、知らず知らずのうちに思考力が身に付きます。

⑧ 中学~高校:苦手科目の学校の授業が分からない・苦手過ぎて学校の宿題が終わらない(事例多数)
 その科目が本当に苦手だと、「何が苦手で、何が解らないのか、わからない」と訴える生徒さんが多いです。さらに、難しい問題にまで手を出してしまい、より嫌いになってしまうことも。そのようなケースでは、原因究明をすることが最重要課題。一つの問題をパーツに分解して「ここは解るけれど、ここが解らない」、「理解はできるし言われれば分かるけれど、ひらめくことができない」、「わかりはするけれど覚えられない」など、問題ごとにひとつずつ積み上げていくことで、苦手克服の第一歩である「何が苦手で、何が解らないのか、わからない」状態の脱却を図ります。何が苦手かわかった上で取り組むと、学校の授業でも宿題でも、以前よりも苦痛に感じることが少なくなります。このような生徒さんに対しては、原則として、塾から課題は出さないようにします。学校によっては課題が多い場合や、苦手過ぎてこなせないでいるところに、さらに多くの宿題を出しても逆効果なことが多いのです。

⑨ 高校生:早慶文系志望(一般受験)
 学校の文系科目の内容は、ほぼ完ぺきに理解可能な生徒さん。MARCH合格の学力はつけられそうですが、早慶となると点数がたりません。苦手な英語は、単語・文法・長文、それぞれで参考書を指定して自宅や自習室で解き進めました。分かりにくい箇所を解説し、間違いの多い箇所を類題で補強するだけでなく、自主学習のペース管理などを行うことで、自学がしやすい環境を整えます。国語は得意で合格最低点は突破できそうなので、過去問ベースで取り組んでもらい、苦手が見つかり次第、苦手克服プランを本人と一緒に考え実行に移します。社会は、参考書、スタディサプリ、問題集の進捗状況を確認し、ペース管理。塾の一番大きい役割は大きい目標に対して怖気づかないためのメンタルサポート、および大学受験をした人生の先輩として一生懸命応援してあげること。

⑩ 高校生:早慶文系志望(指定校推薦狙い)(事例複数)
 ある程度、課外活動で目立っていて、学校側からの人物評価も高い生徒さん。指定校推薦に必要な評定確保が目標。英語、数学、理科基礎の、学校課題で分からないところを定期試験で解けるように解説。課外活動の時間を確保できるように、優先順位をつけることで、オーバーワークにならないように気を付けます。指定校推薦枠獲得のためだけでなく将来にも活かせるよう、英検準1級の合格を目指してカリキュラムを組んだり、志望理由書の添削指導を行いました。

⑪ 高1~2:トップ高・上位進学校の数学の授業が分からない《その1》
 学校の授業進度が速く、数学の授業の内容が理解できなくなってしまった生徒さん。ストレスと劣等感から学校も休みがちに。地方国公立理系志望のため、数学は基礎重視。学校のプリントや学校配布の網羅系参考書はひとまず置いておき、教科書ガイドで基礎学習を中心にすることで、「できる」という自信をつけてあげることを一番に。少しでも自信が持てるようになると、教科書よりも少し難しいものまで手が出るようになり、成績も平均点程度は取れるようになることが多いです。

⑫ 高1:トップ高・上位進学校の数学の授業が分からない《その2》(事例多数)
 学校の授業進度が速く、早い段階で数学の授業の内容が理解できなくなってしまった生徒さん。MARCHを中心とした、私大文系志望だったこともあり、数学ができないことで勉強嫌いになって他の科目に悪影響を及ぼしてしまうよりなら、数学は高校卒業できる最低限にとどめ、受験でも重要になる文系科目に時間をかけて成績向上を図るほうが、生徒さん本人も楽しんで勉強でき、トータルでプラスになると判断。結果、自信をもって受験することができ、志望校に合格。

⑬ 高3:トップ高または上位進学高校で部活終了後駆け込みの部活ガチ勢 (事例多数)
 成績は、ほぼ最下位。勉強を始めるのに高3夏~初秋では遅すぎるため、すべての成績を上げるのは不可能。少しでも成績向上が見込めそうな科目を含み、さらに受験科目も減らせる国公立に的を絞ります。学校の授業は理解できず授業を真面目に聞いても逆効果なので、勉強時間の時間管理などは塾で行い、効率よく学習できるサポートをします。高1最初の内容からの学習にはなりますが、この方法により、これまで合格者多数輩出しています。

⑭ 中3~:高校入試ではトップ高・上位進学高校合格は厳しいけれど難関大学合格を目指したい (事例複数)
 やりたいことや行きたい大学があるのに、現在の学力が足りていないことはよくあることで、トップ高・上位進学高校に合格できない現実を目の当たりにし、諦めてしまう生徒さんも多くいます。
 しかし、進路に関する情報をくまなくリサーチし、生徒さん自身の性格・能力・おかれた環境を考慮に入れたうえで戦略を考え、中学3年生から高校3年生までの4カ年計画で、勉強の計画をしっかりと立てることで、難関大学合格を目指します。高校合格後、周りに惑わされずに勉強を続ければ、成功する確率は高いのです。
 学校の授業に余裕でついていける高校を選んでいるので、課題や定期テストなどでそれほど苦労しません。背伸びをしてトップ高・上位進学校で身の丈に合わない勉強をするよりも、塾・ネット授業・通信教育などを合わせて最適な方法を取るほうが、一般的に成績が早く向上します。また、評定を取るのも難しくないため、志望校にもよりますが、トップ高・上位進学校よりも指定校推薦枠が取りやすいことも多いです。

❁ 最後に ❁
 「偏差値の高い高校に入れば成績が向上する」とは限りません。学習塾や予備校を含めた、学習に関する様々な情報、ツール、大学受験の入試方法など、選択肢が多い現代。もっとも重要なのは、自分に合った環境を選ぶこと、そして戦略を練り、ともに進めてくれる「軍師」ともいえるアドバイザーがついていてくれることなのです。